Garland F. Byers, Jr.の主教の印章。標語 Euntes in Mundum Universum が記されている

世界支配のためのグローバリストの計画

主教*Garland F. Byers, Jr., J.D., D.D.‡

諸国民への主教、使徒的委任のもとに

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一つの世界政府が世俗的な意味で人類によりよく仕えると信じ、そのような世界政府の聖・不聖について何の霊的信念も持たない個人や個人の集団が存在するかもしれないが、主教は、ある種のグローバリスト集団が、終わりの時と反キリストの支配とを到来させるために、意図的に一つの世界政府を求めていると信じている。1主教は、悪魔的エリートとしか呼びようのない者たちから成るこれらのグローバリスト集団が、秘密裏に会合し、部外者がその議事を見ることを許さず、その議事や討議の記録も議事録も一切残さず、主教の判断では聖書の預言と完全に合致する計画を推し進めていると信じている。2これらの集団については、世俗のメディアにおいても、また米国の一部のキリスト教福音派の間においても多く取り上げられてきたが、いかなる教派も使徒的主教も、これらの動向、これらの人々、これらの計画について、教会を代表する声明において取り上げたことはないと考えられている。3これらの人々と集団は一つの世界秩序を求めており、それはこれまでにも語られ、一般に新世界秩序(New World Order)と呼ばれている。4新世界秩序の推進者たちは、あらゆる国家の主権を破壊し、すべての国を一つの世界評議会の支配下に置こうとしている。その評議会は、預言が示すとおり一人の人間の支配へと道を譲り、その人間こそ反キリストである。5このプロジェクトは、イエス・キリストの教会が地上におけるキリストのからだであること、6イエス・キリストが王の王、主の主であり、彼が統べ治めておられることを宣べ伝えようとするものである。7師がご自分の教会を建てられたときに言われたとおりである。「……黄泉の門はこれに勝たざるべし。」8


注

1「子供よ、今は末の時なり、汝らが非キリスト來らんと聞きしごとく、今や非キリスト多く起れり、之によりて我等その末の時なるを知る。」ヨハネの第一の書2:18(文語訳)。「凡そイエスを言ひ表さぬ靈は神より出でしにあらず、これは非キリストの靈なり。その來ることは汝ら聞けり、この靈いま既に世にあり。」ヨハネの第一の書4:3(文語訳)。「不法の秘密は既に働けり、然れど此はただ阻めをる者の除かるるまでなり。 かくて其のとき不法の者あらはれん、而して主イエス御口の氣息をもて彼を殺し、降臨の輝耀をもて彼を亡し給はん。 彼はサタンの活動に從ひて來り、もろもろの虚僞なる力と徴と不思議と……」テサロニケ人への後の書2:7–9(文語訳)。「又曰けるは去來邑と塔とを建て其塔の頂を天にいたらしめん斯して我等名を揚て全地の表面に散ることを免れんと ヱホバ降臨りて彼人衆の建る邑と塔とを觀たまへり ヱホバ言たまひけるは視よ民は一にして皆一の言語を用ふ今既に此を爲し始めたり然ば凡て其爲んと圖維る事は禁止め得られざるべし」創世記11:4–6(文語訳)。「また龍おのが權威を獸に與へしによりて、彼ら龍を拜し、且その獸を拜して言ふ『たれか此の獸に等しき者あらん、誰か之と戰ふことを得ん』」ヨハネの黙示録13:4(文語訳)。「また聖徒に戰鬪を挑みて、之に勝つことを許され、且もろもろの族・民・國語・國を掌どる權威を與へらる。 凡て地に住む者にて、其の名を屠られ給ひし羔羊の生命の書に、世の創より記されざる者は、これを拜せん。」ヨハネの黙示録13:7–8(文語訳)。 ↩︎

2「ねがはくは汝われをかくして惡をなすものの陰かなる謀略よりまぬかれしめ不義をおこなふものの喧嘩よりまぬかれしめ給へ かれらは劍のごとくおのが舌をとぎ その弓をはり矢をつがへるごとく苦言をはなち 隠れたるところにて全者を射んとす俄かにこれを射ておそるることなし また彼此にあしき企圖をはげまし共にはかりてひそかに羂をまうく 斯ていふ誰かわれらを見んと かれらはさまざまの不義をたづねいだして云われらは懇ろにたづね終れりと おのおのの衷のおもひと心とはふかし」詩篇64:2–6(文語訳)。「かれらはたくみなる謀略をもてなんぢの民にむかひ相共にはかりて汝のかくれたる者にむかふ かれらいひたりき 來かれらを斷滅してふたたび國をたつることを得ざらしめイスラエルの名をふたたび人にしられざらしめんと かれらは心を一つにしてともにはかり互にちかひをなしてなんぢに逆ふ……」詩篇83:3–5(文語訳)。「己がはかりごとをヱホバに深くかくさんとする者はわざはひなるかな 暗中にありて事をおこなひていふ 誰かわれを見んや たれか我をしらんやと」イザヤ書29:15(文語訳)。「その審判は是なり。光、世にきたりしに、人その行爲の惡しきによりて、光よりも暗黒を愛したり。 すべて惡を行ふ者は光をにくみて光に來らず、その行爲の責められざらん爲なり。」ヨハネ伝福音書3:19–20(文語訳)。「實を結ばぬ暗き業に與する事なく、反つて之を責めよ。 彼らが隱れて行ふことは之を言ふだに恥づべき事なり。」エペソ人への書5:11–12(文語訳)。「それ隱れたるものの顯れぬはなく、秘めたるものの知られぬはなく、明かにならぬはなし。」ルカ伝福音書8:17(文語訳)。秘密結社についての教皇の先例「部外者からだけでなく、ごく多くの会員からも、細心の注意をもって隠すことが定まった規則となっている、秘儀のような事柄が数多くある。たとえば、彼らの秘密の最終的な意図、最高指導者たちの名、ある種の秘密の内輪の会合などである……」「志願者は一般に、会員、合言葉、論じられた主題を、いかなる人にも、いかなる時にも、いかなる方法によっても決して明かさないことを約束するよう――いや、特別な誓いをもって誓うよう――命じられる。」「……フリーメイソンは、昔のマニ教徒のように、できる限り身を隠し、自分たちの会員のほかにはいかなる証人も認めないよう努めている。」教皇レオ13世『フマヌム・ゲヌス(Humanum Genus)』、フリーメイソンに関する回勅、1884年4月20日、9項(Vatican City: Libreria Editrice Vaticana)、vatican.va(英語から翻訳)。 ↩︎

3「視よ、われ汝らに蛇・蠍を踏み、仇の凡ての力を抑ふる權威を授けたれば、汝らを害ふもの斷えてなからん。」ルカ伝福音書10:19(文語訳)。「われ天國の鍵を汝に與へん、凡そ汝が地にて縛ぐ所は天にても縛ぎ、地にて解く所は天にても解くなり」マタイ伝福音書16:19(文語訳)。「然れども守望者劍の臨むを見てラッパを吹ず民警戒をうけざるあらんに劍のぞみて其中の一人を失はば其人は己の罪に死るなれど我その血を守望者の手に討問めん」エゼキエル書33:6(文語訳)。「大によばはりて聲ををしむなかれ 汝のこゑをラッパのごとくあげ わが民にその愆をつげヤコブの家にその罪をつげしめせ」イザヤ書58:1(文語訳)。 ↩︎

4「この苦難の時代から、私たちの第五の目標――新しい世界秩序――が生まれうる。それは新しい時代であり、テロの脅威からより自由で、正義の追求においてより強く、平和の探求においてより安全な時代である。東と西、北と南の世界の国々が繁栄し、調和のうちに生きることのできる時代である。」George H. W. Bush, “Address Before a Joint Session of the Congress on the Persian Gulf Crisis and the Federal Budget Deficit,” 1990年9月11日、演説記録、Miller Center, University of Virginia(英語から翻訳)。(この引用は「新世界秩序(New World Order)」という語句を記録するためのものであり、演説者の信念を記録するものではない。) ↩︎

5「一人よりして諸種の國人を造りいだし、之を地の全面に住ましめ、時期の限と住居の界とを定め給へり……」使徒行伝17:26(文語訳)。「至高者人の子を四方に散して萬の民にその産業を分ちイスラエルの子孫の數に照して諸の民の境界を定めたまへり」申命記32:8(文語訳)。「ヱホバ遂に彼等を彼處より全地の表面に散したまひければ彼等邑を建ることを罷たり 是故に其名はバベル(淆亂)と呼ばる是はヱホバ彼處に全地の言語を淆したまひしに由てなり彼處よりヱホバ彼等を全地の表に散したまへり」創世記11:8–9(文語訳)。「汝の見し十の角は十人の王にして未だ國を受けざれども、一時のあひだ獸と共に王のごとき權威を受くべし。 彼らは心を一つにして己が能力と權威とを獸にあたふ。」ヨハネの黙示録17:12–13(文語訳)。「神は彼らに御旨を行ふことと、心を一つにすることと、神の御言の成就するまで國を獸に與ふることとを思はしめ給ひたればなり。」ヨハネの黙示録17:17(文語訳)。「彼かく言り第四の獣は地上の第四の國なり是は一切の國と異なり全世界を并呑しこれを踏つけかつ打破らん その十の角はこの國に興らんところの十人の王なり之が後にまた一人興るべし是は先の者と異なり且その王三人を倒すべし かれ至高者に敵して言を出しかつ至高者の聖徒を惱まさん彼また時と法とを變んことを望まん聖徒は一時と二時と半時を經るまで彼の手に付されてあらん」ダニエル書7:23–25(文語訳)。「誰が如何にすとも、それに欺かるな。その日の前に背教の事あり、不法の人すなはち滅亡の子あらはれざるを得ず、 彼はすべて神と稱ふる者および人の拜む者に逆ひ、此等よりも己を高くし、遂に神の聖所に坐し己を神として見する者なり。」テサロニケ人への後の書2:3–4(文語訳)。初代教会「……ローマ帝国の権力を自分のものとして奪い取り、偽ってキリストを名のる……」エルサレムのキュリロス『教理講話』15.11、Edwin Hamilton Gifford訳、Philip Schaff・Henry Wace編『Nicene and Post-Nicene Fathers』第2集第7巻(New York: Christian Literature Publishing, 1894年)所収(NPNF2 7の英語から翻訳)。「しかし、前述のこの反キリストは、ローマ帝国の時が満ちるときに来る……」同上、15.12(NPNF2 7の英語から翻訳)。「……その時に起こり、今[地を]支配している帝国がその間に分割される十人の王について……」リヨンのエイレナイオス『異端反駁』5.26.1、Alexander Roberts・William Rambaut訳、Alexander Roberts・James Donaldson編『The Ante-Nicene Fathers』第1巻(Buffalo, NY: Christian Literature Publishing, 1885年)所収(ANF 1の英語から翻訳)。 ↩︎

6「乃ち汝らはキリストの體にして各自その肢なり。」コリント人への前の書12:27(文語訳)。「萬の物をその足の下に服はせ、彼を萬の物の上に首として教會に與へ給へり。 この教會は彼の體にして、萬の物をもて萬の物に滿し給ふ者の滿つる所なり。」エペソ人への書1:22–23(文語訳)。「われ今なんぢらの爲に受くる苦難を喜び、又キリストの體なる教會のために、我が身をもてキリストの患難の缺けたるを補ふ……」コロサイ人への書1:24(文語訳)。「而して彼はその體なる教會の首なり、彼は始にして死人の中より最先に生れ給ひし者なり。これ凡ての事に就きて長とならん爲なり。」コロサイ人への書1:18(文語訳)。初代教会「主教が現れるところには、どこでも会衆[の民]もまたいなければならない。イエス・キリストがおられるところには、どこでも公同の教会があるのと同じように。」アンティオキアのイグナティオス『スミルナ人への手紙』8章、Alexander Roberts・James Donaldson編『The Ante-Nicene Fathers』第1巻(Buffalo, NY: Christian Literature Publishing, 1885年)所収(ANF 1の英語から翻訳)。 ↩︎

7「その衣と股とに『王の王、主の主』と記せる名あり。」ヨハネの黙示録19:16(文語訳)。「彼らは羔羊と戰はん。而して羔羊かれらに勝ち給ふべし、彼は主の主、王の王なればなり。これと偕なる召されたるもの、選ばれたるもの、忠實なる者も勝を得べし」ヨハネの黙示録17:14(文語訳)。「時いたらば幸福なる唯一の君主、もろもろの王の王、もろもろの主の主、これを顯し給はん……」テモテへの前の書6:15(文語訳)。「第七の御使ラッパを吹きしに、天に數多の大なる聲ありて 『この世の國は我らの主および其のキリストの國となれり。彼は世々限りなく王たらん』と言ふ。」ヨハネの黙示録11:15(文語訳)。「しかれども我わが王をわがきよきシオンの山にたてたりと」詩篇2:6(文語訳)。 ↩︎

8「……汝はペテロなり、我この磐の上に我が教會を建てん、黄泉の門はこれに勝たざるべし。」マタイ伝福音書16:18(文語訳)。「この王等の日に天の神一の國を建たまはん是は何時までも滅ぶること無らん此國は他の民に歸せず却てこの諸の國を打破りてこれを滅せん是は立ちて永遠にいたらん」ダニエル書2:44(文語訳)。「而して國と權と天下の國々の勢力とはみな至高者の聖徒たる民に歸せん至高者の國は永遠の國なり諸國の者みな彼に事へかつ順はんと」ダニエル書7:27(文語訳)。「ヤコブの家を永遠に治めん。その國は終ることなかるべし」ルカ伝福音書1:33(文語訳)。「この故に我らは震はれぬ國を受けたれば、感謝して恭敬と畏懼とをもて御心にかなふ奉仕を神になすべし……」ヘブル人への書12:28(文語訳)。諸公会議の信条「また、生ける者と死せる者とを裁くために、栄光をもって再び来られる。その御国は終わることがない。」百五十人の教父の信条(ニカイア・コンスタンティノポリス信条)、第1コンスタンティノポリス公会議(381年)、Henry R. Percival訳、Philip Schaff・Henry Wace編『Nicene and Post-Nicene Fathers』第2集第14巻(New York: Christian Literature Publishing, 1900年)所収(NPNF2 14の英語から翻訳)。 ↩︎

本ページの日本語の聖句は、すべて文語訳聖書(旧約:明治元訳、1887年/新約:大正改訳、1917年、日本聖書協会)から引用しています。いずれもパブリックドメインです。本文:ウィキソース。聖句は抜粋して引用しており、省略箇所は「……」で示しています。